2003-06-04 第156回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
航空軍司令官富永恭次は特攻隊を送り出すたびに、おまえたちだけ行かせはしない、最後には私も参謀長の操縦する飛行機でおまえたちに続くと言いながら、米軍がルソン島に上陸すると、真っ先に台湾に逃亡しました。 特攻の一人は、操縦を誤って離陸できませんでした。富永さんに、おまえは特攻のくせに命が惜しいのか、すぐ出発せいとどなり付けられた彼は、別の飛行機で、田中軍曹、ただいまより自殺攻撃に出発します。
航空軍司令官富永恭次は特攻隊を送り出すたびに、おまえたちだけ行かせはしない、最後には私も参謀長の操縦する飛行機でおまえたちに続くと言いながら、米軍がルソン島に上陸すると、真っ先に台湾に逃亡しました。 特攻の一人は、操縦を誤って離陸できませんでした。富永さんに、おまえは特攻のくせに命が惜しいのか、すぐ出発せいとどなり付けられた彼は、別の飛行機で、田中軍曹、ただいまより自殺攻撃に出発します。
恩給局審議課 長) 畠山 一郎君 厚生事務官 (引揚援護局引 揚課長) 坂元貞一郎君 参 考 人 (日本赤十字社 外事部調査課 長) 木内利三郎君 参 考 人 (ソ連地区引揚 者) 富永 恭次
過日の理事会におきまして御了承願いました参考人の件につきましては、都合によりまして、本日の午後より、第三次ソ連地区帰還者の富永恭次君、赤羽文子君、関口弘二君、片倉達郎君、及び日本赤十字社興安丸乗船代表の木内利三朗君を本委員会の参考人として引き揚げの実情及び残留者の状況を聴取いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○参考人(富永恭次君) それで何度も申しますけれども、刑の満了というのと刑期の満了というのとは違うようになっておりまして、赤十字の協定でも、刑期の満了というのは、期という字がとってありまして、刑の満了と書いてあります。刑の満了ということは、そのうちに刑期の満了ということも含むわけであります。
○参考人(富永恭次君) 私ははっきりだれかれが残っているかは知りませんので……。
次は、富永恭次君にお願いいたします。
ここではしなくも元陸軍次官をやつておられた富永恭次中将にお会いいたしまして、いろいろ富永さんの住んでおられた様子を伺いましたが、その話の一部を申し上げますと、富永さんは七年間モスクワ近くの刑務所の独房につながれておられたそうであります。